ムサシアブミ (武蔵鐙)

野川と国際基督教大学にはさまれた細長い土地が自然観察園と名づけられ、金網で囲われ木道が完備している。国分寺崖線下の、湧水が点在し樹木も多い一帯。月曜日以外は狭い扉から自由に入ってよいのだが(無料)、長靴姿の係員が野草の手入れをしていたりで、入場者のマナーは良い。
通りかかった腕章をした係員に「あの大きな葉はなんです?」と訊いたら、「ムサシアブミ」と答え、花も咲いているといって、幅広の葉の下に頭を持ち上げている鐙型の花が見える位置まで連れていってくれた。マムシグサの仲間でサトイモ科テンナンショウ属。東国武士の鐙の形を連想した命名だろう。私は初めて見た。
('06) 5月20日撮影 於野川公園の自然観察園
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