サルトリイバラ (猿捕り茨)

浅間山はムサシノキスゲが盛りを過ぎて、人影が少なくなった。汗ばむほどの陽気に、ゆっくりゆっくり散歩する老人たちとであうことが多い。山は初夏の緑が繁茂し始めている。これからはここは植物の世界となり、薮蚊がふえて、だんだん浅間山に入りにくくなる。
谷間の低みの草地にサルトリイバラがゆらゆらと伸び出して、陽光をいっぱいに受けていた。特徴ある艶やかな葉を柏餅のカシワの代わりに使うという風習が、全国的にひろがっている。特に柏の木がない南日本に多い。そういうことをかつて調べたことがある(かから団子について)。
('07) 5月22日撮影 於浅間山
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