ニホンカナヘビ (日本金蛇)

日差しは強いがむしあつくない梅雨前、やや風の強い日だった。自然観察園の人影のすくない土の道をゆっくりと歩いていて、チョロッと足元で動いたものがあった。トカゲかと思ってそろそろと屈んでみると、カナヘビだった。
いちばん普通のカナヘビで、正式にはニホンカナヘビというらしい。トカゲは肌がヌメッた感じに見えるがカナヘビは鱗があって、カサついた感じに見える。下腹に黄色いところがある。しろい縞線がクッキリと入っているのはオスだという。
わたしは地面に肘をついて、数10pまで接近しているのだが、彼は頭を葉影において、こちらを見ているが逃げない。カメラとしては頭をひなたに出して目玉をひからせて欲しいところなのだが、勝手は言えない。半分逃げかけてこちらに関心を残している様子が面白い。昆虫ではこういう感じは受けない。やはり、陸上の脊椎動物だけのことはある。
('07) 6月6日撮影 於野川公園自然観察園
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