野川沿いの雑草が、急に伸び出してきた。草丈が膝まで来るのはほんの数日間のことのように思えた。 黒い小型チョウが身軽に動いて、草の葉にとまった。みずみずしい感じのダイミョウセセリだ。後翅に白斑がないので関東型。ダイミョウセセリは翅を開いて止まることが多いので、誤って蛾と思われていることがあると、海野和男さんのデジタル昆虫記の「小諸日記」にあった。 この「小諸日記」は“毎日更新”をモットーとした膨大な写真と記事で、わたしは愛読している。殊に、カメラとレンズのデータや使用感を述べてくれるのが、素人にはありがたい。 |