浅間山[せんげんやま]が色づきはじめたようなので、出かけてみた。しかしまだ樹冠に葉が多くて、冬の雑木林の明るさになるのには日にちがかかる。シジュウカラ・メジロ・ヒヨドリなどの声が盛んにしていた。 蝶をよく写したことのある鞍部のところで、林の中から飛んできて金網のそばに止まった大きめの虫がいた。キボシカミキリだが、左の触角が半分とれている。今シーズンを色々と活躍してきたのだろう。こいつは桑やイチヂクの害虫として農家からは駆除の対象にされてきたが、この辺りで養蚕が盛んだったのはもう昔話になってしまい、いまは桑畑もなくなった。 |