モモブトカミキリモドキ (腿太髪切擬 :甲虫目カミキリモドキ科)

今ごろの気候は、冷たい風が吹きつのった翌日ポカポカの初夏の陽気になったりする。その暖かい陽気の日、公園のキジムシロ(?)の黄色い花の株に来ている小さな細長の虫がいた。体長は1p未満。足場が悪く接近できないので細部はわからないまま、ジョウカイボンの仲間か、などと見当をつけて写した。
カミキリモドキ科のもっとも普通種で、♂は後脚が太いのでモモブトカミキリモドキの名がある(♀は太くない)。この時期から初夏にかけて、黄色い花に良く集まるという。思い当たるところがあって、昨年のレンギョウを写した写真を調べたら、4月8日にちゃんと写っていた。
カミキリモドキ科は、灯火に来て、掴まえると体液を胸から吹きだし、液がかかると水ぶくれになるという。昔は「衛生害虫」として研究されていたようだ。

('10) 3月20日撮影 於小金井市
写真をクリックすると大きくなります
前へ 次へ HOMEへ
inserted by FC2 system