ムモンホソアシナガバチ (無紋細足長蜂 :ハチ目スズメバチ科)

アシナガバチの飛行スタイルで木の下の日のささない下草の間を飛んでいるのがいた。今年はキアシナガバチが非常に多いので、そういうのはたいていキアシナガなのだが、色の具合が違う。色が薄く、全身が薄黄色に見える。
しばらく、あちこちの草の葉を丹念に調べているようだったが、そのうちに不意に姿が見えなくなった。近くまで行くと、ツユクサ(?)の葉の裏側でイモムシを捕らえたらしい。それを解体しかみ砕いて「肉だんご」にする作業に入ったようだ。それを巣の幼虫へ与えるのである。
「無紋」というのは、顔正面に紋がないことをいう。よく似た種で顔正面に黒条があるのはヒメホソアシナガバチなのだそうだ。

('10) 6月4日撮影 於小金井市
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