スズキナガハナアブ (鈴木長花虻 :ハエ目ハナアブ科)

太めのアシナガバチかと思った。体長は2pほど。ちょっとフワッとした飛び方で目の前をよぎって、道に倒れかかっているキンミズヒキの花後の枝に止まった。それは数m先で、わたしのマクロでは少し遠いのだが、ちょうど秋の午後の日差しの順光で、スムーズに撮れた(写真はだいぶトリミングしている)。1,2歩近づきながら更に写したが、そこで飛び去った。わたしは太めのアシナガバチだとしか思っていなかったので、それっきり忘れていた。
PC上で触角を見て驚いた。これはハチではなくアブである(よく見ると平均棍も写っている)。特徴ある半月模様と体つきからスズキナガハナアブという種名はすぐつきとめられた。ハチに擬態している比較的数の少ないハナアブであるという。これはわたしのフィールドで今年一番の希少種になるかも知れない。献名された鈴木元次郎についての情報をこちらに置いた。

('10) 10月13日撮影 於小金井市
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