タカサゴハラブトハナアブ (高砂腹太花虻 :ハエ目ハナアブ科)

公園の一番奥まったところの伐採木やほだ木が積んであるところへ、枯木に集まる“甲虫ねらい”で行ってみた。わたしは甲虫ねらいといっても、表皮を這っている虫を写すというのが原則で、積んである木を動かしたり材木をひっくり返したりしない。ましてや、木の中を割って調べたりしない。この冬やってみた“ケヤキの皮むき”は例外的な手法だったことになる。
すぐ、明るい黄色が目立つ見慣れないアブが1匹飛びまわっているのに気づいた。伐採木や枝に止まっては飛びまわり、このほだ木の積み山から離れないようだった。黒く長いゴツゴツした腹に特徴があり、動作は機敏だが、それほど警戒はしていない。後脚の腿が太く、そこにも黄毛が生えていた。全体の特徴がはっきりしており、胸背の模様などからもタカサゴハラブトハナアブ♂と判断した。体長は1cmほど。もう一枚映像をここに置いた。

('11) 5月19日撮影 於小金井市
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