シロヘリナガカメムシの幼虫 (白縁長亀虫の幼虫 :カメムシ目ナガカメムシ科)

このところ自分で勝手に“落葉かき法”と呼んでいる方法で、虫の撮影を試みている。道のヘリなどにちょっとした落葉が溜まっているところで、落葉をひっくり返したり小枝でかき分けたりして、出てくる虫を見つけるのである。多磨霊園の縁石沿いだと虫が石の上に逃げることがあって、見つけやすい。撮影に都合の良いことも多い。
写真のカメムシ幼虫は、そのようにして縁石づたいに逃げているところである。この幼虫の種名決定が難しく、捕らえて成虫になるまで飼ってみることにした。ペットボトルを半分に切って入口側を逆さにして差し込んで即席の飼育籠とし、ひとつかみの落ち葉と一緒に幼虫を入れておいた。ペットボトルを洗った際に水滴を完全には切らずに少し残す程度の湿り気を与えておいた。餌はなし。
7日目に成虫となっている写真を拡大図の2枚目においた。これで、シロヘリナガカメムシであることが確定した。わたしはカメムシ幼虫飼育は初めての体験であったが、まったく簡単、しかも短期で終了したのがなによりよかった。

('11) 10月10日撮影 於府中市
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