金属製円柱の手すりに、白い顔のゾウムシがいる、と思って数枚撮った。体長は5〜6mm。ファインダーの中で向こうに触角が見えるようなので、自分は後から撮っているらしいと気づいて、“顔を写さなきゃ”と体を動かそうとしたら、ポロリと手すりから落ちてしまった。 白い顔だと思って尻を写して、顔を写しそこねた、というのが実に悔しくて、帰宅してネットで「シリジロ、ゾウムシ」と入れて検索してみた。それが大当たり。わたしにとってヒゲナガゾウムシ科の新顔で、「シリジロヒゲナガゾウムシ」であることが分かった。図鑑などに記述はないが、わたしのようなマヌケが頭と尻を間違えるので、このシリジロは保護色の一種であろう、としておく。 |