コガシラアワフキ (小頭泡吹 ;カメムシ目コガシラアワフキ科)

「コガシラ 小頭」というのは文字通り頭が小さいことを言うらしいが、アワフキ類を見くらべたりすることがないから、わたしには何とも合点しかねる。むしろ焦げ茶色の体色のうちに、上翅末端が紅を差したようになっているのが印象的である。大きさ(翅端まで)は7〜8mm。
茶色の複眼の間の“顔面”がどうもよく分からない。凹面の中にイボが2つ並んでいるように見える。図鑑を見ると「顔の中央部に縦走する1本の溝を備え、溝の側縁が隆起線条となっている」とある。ちょっと、変わった面相ですね。ついでにコガシラアワフキ科では本種と台湾産別種が既知種である、と書いてある(1965年初版の北隆館版です)。

('12) 6月24日撮影 於府中市
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