ツヤナガヒラタホソカタムシ (艶長扁細堅虫 ;甲虫目コブゴミムシダマシ科)

夜半までときどき強雨があったようだったが朝には止み、曇天になっていた。足元がぬかるむかも知れないと思いながら浅間山公園に行ってみた。雑木林には幹が二股に分かれたところで一方を伐っている木が幾本もある。幹の水平な切断面が膝の高さにあったり、頭の位置にあったりする。そういう切株には虫が集まりやすい。
顔の高さの切株にあずき色の光沢のある美しい小さい虫がいた。長さは3〜4mmで、活発に動いている。移動速度はすばやくはないが、このサイズの虫にピントを合わせながら撮すのには難しい速さだ。切株の割れ目に入ったり出て来たりする。割れ目周辺には湿り気があり、苔の緑も見える。
これが都会の公園にも多いホソカタムシの代表種ツヤナガヒラタホソカタムシであった。わたしにとってはツヤケシヒメホソカタムシに続いて2種目のホソカタムシである。

('12) 7月22日撮影 於府中市
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