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第三巻 07
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木魚講


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【木魚講】
江戸後期,葬儀の費用にあてる目的で組織された講。葬儀の際,先達が大きな木魚を首からつるして打ち鳴らし,講中の者が念仏を唱えながら野辺送りをした。(大辞林 )

文化年中(1804~18)より始まったという。
木魚講中、文化年中より、俗人木魚の大なる事、四斗樽程の丸さにひとしき物を首に掛け、座布団いかにも立派に仕立、金襴びろうど抔に金銀の縫など致し、三枚四枚づゝ重ね、念仏も六宗分らず、歌唄ふがごとく、何の勧化と云ふことなく、毎夜々々市中を歩行ける、(中略)その講中内に死たるもの有る時は、かの木魚を首に掛て、打ながら葬送の前に立て、念仏申しながら行なり。 『宝暦現来集』巻七
この原図は大西椿年『あづまの手ぶり』のこれ

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