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第三巻 37
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付木賣

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「付木 つけぎ」を知らない方もあろうが、第2次大戦後間もなくは使用されており、わたしも使った経験がある。

森銑三『明治東京逸聞史』に「風俗画報」明治25年3月号の記事が紹介されている。
この附木は、檜の材をかんなにかけて薄く削り、端の一方に硫黄を水で練ったのを塗って乾かし、七八十枚乃至百枚を以て一束とするのであるが、今はマッチに押されて、需要が減ったとしている。
これには原画があり、「江戸職人歌合」の廿三番左「付木賣」。これ

「職人尽絵詞」に、附木製造の職人が描かれている、これ

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