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第三巻 39
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いちこ

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【市子 いちこ】
梓巫女(あずさみこ),口寄せ,イタコなどとも呼ばれる。生霊(いきりよう),死霊(しりよう)と交感し,その意中を伝えることを職業とする者。ほとんど女性に限る業で,神前に神楽を奏する舞姫〈神巫(いちこ)〉からきた呼称のようである。北方民族のシャーマンや沖縄のノロがこの信仰の古風を残している。東北地方に広く見られるいたこの〈口寄せ〉は,細々とながら現在でも職業として成り立っている(世界大百科事典 第2版 織田 紘二)。

これには原画があり「江戸職人歌合」の「いちこ」。

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