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第七巻 09
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玉ころがし

此玉ころがし
高楼に四種の玉を
入 屈曲の廊を下り
最下にて止りたる
玉を當りとするものなり
明治十年以前に 此如き
趣向の菓子賣数多
ありたれども警察令
よりて禁止されたれ
絶てなし

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どういう仕組みか、よく分からない。禁止されたというのだから、賭博性があったのか。

森銑三『明治東京逸聞史』明治27年条に、「玉ころがし」がある。
玉ころがしは、今日のパチンコの前身と思えばいい。パチンコは上から玉を落とすのであるが、これはゆるい傾斜のある大きな盤に、玉をころがす仕掛けになっていた。
やはり、仕掛は分からない。
似たようなもので、コリントゲーム、スマートボールなどがありましたね。また、幼児用の積み木と組み合わせた「玉転がし」が近ごろ人気らしいですね(「玉転がし おもちゃ」で検索してみて下さい)。

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