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第七巻 57
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紀州産 梅干賣

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江戸時代中期の紀州から江戸への出荷品は、木材・木炭・ミカン・梅干しといわれるが、当時の梅干しは「やぶ梅」という品種で品質は劣っていた。日清・日露戦役の軍用食として必要とされるところから明治40年以降梅栽培が急増する。昭和35年(1960)頃から優良品種「古城」「南高」が主力となる。(「梅の歴史」JA紀南より

図の梅干し売りは明治40年頃から急増したという紀州梅なのであろう。よく知られている「南高梅 なんこうばい」は昭和40年1965に農林種苗登録する際に命名されたもの(和歌山県立「南部みなべ高校」の園芸科が、地域の梅37品種を対象に選抜調査し「高田梅」を優秀品種として選定し、命名したもの。南部高校HPより)。

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