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第七巻 76
菅笠はスゲの葉をつづりあわせて作った笠。加賀の製品を上等とした。スゲはカヤツリグサ科で、イネ科ではない。ただし、いずれもイネ目なのでよく似ている。 笠（かぶり笠）はスゲの他にもいろいろの材料で作られた。竹笠・檜笠、杉笠（檜板、杉板を使う）・藺笠など。陣笠は竹の骨組に和紙を貼り重ね、漆を塗る。網代笠は竹ヒゴで編んで漆を塗る。 鎌形蕙斎（紹真）作画「今様職人尽歌合」（文化八年1811）の「かさぬひ」を紹介する。 |
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第七巻 76
菅笠はスゲの葉をつづりあわせて作った笠。加賀の製品を上等とした。スゲはカヤツリグサ科で、イネ科ではない。ただし、いずれもイネ目なのでよく似ている。 笠（かぶり笠）はスゲの他にもいろいろの材料で作られた。竹笠・檜笠、杉笠（檜板、杉板を使う）・藺笠など。陣笠は竹の骨組に和紙を貼り重ね、漆を塗る。網代笠は竹ヒゴで編んで漆を塗る。 鎌形蕙斎（紹真）作画「今様職人尽歌合」（文化八年1811）の「かさぬひ」を紹介する。 |