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第八巻 42
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パン賣
パン/\パン
パンたらパン
米國
(
あめりか
)
パン
獨逸のパン
ヲロシヤのパン
パン/\/\/\
◆-◆
背中の荷とドラムをつなぐ天幕を工夫している。
シルクハットに金ボタンの洋装もなかなか。
森銑三『明治東京逸聞史』の明治25年に、「風俗画報」明治25年7月号の「パン売」が記されている。
同じ号の裏絵に、パン売が描かれているが、大きな太鼓を前に掛けた上に、ほろを背にした不思議な格好をしている。とにかくパンは、街を売って歩くものだったのである。
晴風も同じ「風俗画報」を見たのであろうか、それとも「パン売」実物を。
◆-◆
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