ツワブキ
(石蕗)
この日、東京に「木枯らし1号」が吹いたとニュースが言っていた。季節感を出そうと報道も苦心しているのだろうが、少しも冷たくない木枯らしで拍子抜けの感じだった。風は強かったが冷たくて身をちぢこませる実感がなかった。
ツワブキは毎年のことだがクッキリとした黄色の花を咲かせてくれて、ためらうところがない。葉に光沢があって「艶蕗」の名となったというが、「木枯らし1号」の日、西日を照り映えているツワブキである。写真の露光オーバーも「葉の艶」の故だと考えて観賞していただきたい。庭の隅で冬の訪れに先行して咲き出すツワブキの季節感を、貴重に思う。
('05) 11月12日撮影
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