アオゲラ 

浅間山(せんげんやま)公園は、コナラ・クヌギ・イヌシデなどの雑木林でおおわれた丘陵(海抜80m、比高30m)で、いまはほとんどの木が芽吹き直前で葉がまったくなく、明るくて見通しがとてもよい。この丘の周辺には同じような高さの地形は、南は多摩丘陵、北は中央線以北の武蔵野台地しかないために、雑木林の間を透かして見晴らしのよい景色が広がる。が、その景色の多くは住宅やビルの人工物であるのが、東京圏の残存自然環境の悲しいところだ。
この丘陵の最高地点に浅間神社がある。といっても、石の祠(ほこら)があるだけだが。「近所に越してきましたのでよろしく」と脱帽して祠に礼をした。すぐ後ろのクヌギの大木にアオゲラがいた。あわててシャッターを切ったのでカメラブレが目立つが、まるで浅間神社のお使いみたいだったので、採用する。この日は「ピョー」という声は聞こえなかった。
('06) 3月23日撮影 於府中市浅間山公園
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