ウグイスカグラ (鶯神楽の花)

浅間山公園のなかをブラブラ歩きしていて、ウグイスカグラの薄ピンクの小さな花を見つけた。せいぜい長さ2pほどの小さな可愛らしい花。スイカズラ科の落葉低木。牧野図鑑は「漏斗状の花」と説明している。初夏に、楕円体の真っ赤な実をつける。この実は食べられる。甘みがあるが、それほどおいしくない。しかし、グミのように渋くはない。わたしは子供のころこれを「マメイチゴ 豆苺」と言って、よく食べた。岡山・広島の方言として採集されているから、わたしの場合(山陰地方)もその方言圏に含まれるのだろう。
貝原益軒『大和本草』は「ウグヒスノキ 鶯の木」とよび、鶯が鳴き始める頃咲くからと、説明しているそうだ。「鶯神楽」とはどのような連想なのだろう。細長い花を神楽の舞い姿と見たのだろうか。色々想像をさそう名前だ
('06) 3月25日撮影 於府中市浅間山公園
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