ムサシノキスゲ (武蔵野黄菅)

ムサシノキスゲは、古多摩川が削り残した孤立丘である浅間山公園に固有だと、看板に書いてある。固有というのがどの程度のものなのか、植物学的な知識がないのでよく分からないのだが、やや小ぶりのかわいらしいキスゲである。開花に気がついたのは4月22日だった。最初に見たとき印象に残ったのは色である。すこし赤みのはいった橙で、暖かみを感じる黄色だった。これなら好きになれそうだと思った。この数日が見頃のピークである。
管理が行きとどいていて個体数が増加しているのだそうだが、林床で目立つキンランやギンランもとてもよかった。が、キンラン・ギンランはすでに見頃を過ぎて数が少なくなった。これら野草は花が終わると、まるで目立たないのでどこにあったのかさえ分からなくなる。
('06) 5月15日撮影 於浅間山公園
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