2月に旧宅の池でガマが例年通り産卵していたので、ゼリー状のチューブのまま卵塊をマンションに持ち込んでいた。オタマジャクシがドンドン発生するところまでは順調だった。おそらく百匹ほど孵えっただろう。だが、そのあと、一向に脚が生えてこない。食べ物不足で成育が悪いのかと、パン屑をちぎって浮かべておくと、お神輿のように何匹ものオタマジャクシが押しくらをして、食べていた。数日前、5oほどの成体が布袋草の上に3匹いるのをみつけた。 写真には成体が2匹と、水中のオタマジャクシが1匹写っている。いくらなんでもガマを育てる地面がないので、成体もオタマジャクシもぜんぶビニール袋に入れて、野川に放してきてやった。 |