オオフサモ (大房藻)

野川は小金井街道と、前原坂の下で交差している。その近くの野川の岸を歩いていて、異様なほど一様できれいな水草が水面をびっしりとおおっているのに気づいた。接近しにくいところなので、べつの日にすこし下流で同じ植物の群落に気づき手に取ってみた。手の指ほどの太さの茎が水中に伸び、水面上には、写真のようなスギナモを密度濃くしたような柔軟な薄緑の植物体が繁茂していた。独特の特徴ある淡い緑色だ。
南米原産で、大正年間に牧野富太郎が須磨で最初に記録しているという。いまでは外来植物として駆除活動の対象になることもある。このように根が水中にあり、水面上に延びるのを「抽水植物」というのだそうだ。
('06) 9月7日撮影 於野川
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