キセキレイ (黄鶺鴒)

極端な暖冬といわれる今年、野川を歩くとすでに満開になった梅があり菜の花が咲いている。ハクセキレイが多く、セグロセキレイはだいぶ少ないが、見かける。背丈より高い枯れ葦の川辺をゆくと「チリリ、チリリ」という澄んだ鳴き声を耳にして、「オヤッ!」と思った。キセキレイだった。
たえず移動し、やみまなく尻尾を振り、頭を鋭く動かして餌を採るので、撮影はなかなか難しい。20枚ほどのなかで、止まって写っているのを選ると、このような平凡な像になってしまう。折れた枯れ葦の水流のキセキレイが、野川のすぐれた環境を表していて、いいじゃないか、ということにした。
やや白っぽい個体なので冬羽♀じゃなかろうか、と思っていた。ただし、図鑑をみたら「冬羽♀と若鳥の識別は難しい」とある。
('07) 2月9日撮影 於野川
写真をクリックすると大きくなります
前へ 次へ HOMEへ
inserted by FC2 system