神代植物園には蓮の咲いている池がいくつかあって、トンボがかなりいることをはじめて知った。カメラハンティングにいいなと感じた。有料のせいもあるのか、網を振りまわすこどもたちが少ない。 日本庭園の広い池には、水辺近くに寄れるところがいくつか作ってあって、目の前の蓮の葉の上に、イトトンボとミズスマシが来ては飛びあがり、せわしないほどだった。尾の近くの2節にコバルト色の模様がついている。腹がずうっと黒くて金属光沢がある。胸が青灰色に粉を吹いたようだ。これはクロイトトンボのオス。体長3pほどの小さなもので、撮影はむずかしいが、おもしろい。なんといっても、ともかく美しい。 |