ヒグラシ (蜩 ♂ :カメムシ目セミ科)

ヒグラシのオスである理由は、目の前で鳴いていたからである。セミの鳴くのはオスだけという。メスと比べると、オスのお腹は共鳴箱だけで、大きいが空っぽなのだそうである。
暑い夏の日の暮れ方、林の高いところから降るように「カナカナカナ・・・」の声がするのは気持ちのいいものだが、この時は、そうではなかった。昼過ぎの暑いとき、腕や顔に薮蚊除けの薬を噴霧して浅間山公園の散歩道を歩いていて、突然目の前から「カナカナカナ」の大声を聞いたのである。真夏の林床はあんがい暗いので、ヒグラシの位置が分からない。警戒されないように移動して明るい背景に透かして撮影した。フラッシュを使ったのより、すこし手ぶれがあるがフラッシュなしのこちらの方が良かった(1/20秒の手持)。美しいですね。


('07) 8月7日撮影 於浅間山公園
写真をクリックすると大きくなります
前へ 次へ HOMEへ
inserted by FC2 system