エナガ (柄長)

自然観察園の奥で地上にいるシジュウカラや木立のコゲラをしばらく狙っていた。地面に尻をつけて望遠レンズをむけるのである。チョコマカ動く小鳥を狙うのはいつまでやっていても、うまくいかないが、飽きない。
それにも疲れて歩きだしたら、突然に目の前の枝にエナガが来て、枝移りをし、さまざまなポーズを見せて、また、たちまち去っていった。2,3mの本当に目の前である。この辺りではシジュウカラに比べてエナガは高い位置にいることが多いのだが、思いがけず至近に来ることもある。意外性がある。
2,3時間カメラを持ってぶらついていると、1,2度は、どれかの鳥と至近で遭遇することがあるように思う。本当は坐って、向こうから寄ってくるのを気長にまっているのが一番いいのだが。だが案外、先方も、ときどき人間に近づきすぎてね、などと感想を洩らしているのかもしれない。

('08) 3月4日撮影 於野川公園・自然観察園
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