キビタキ (黄鶲)

ときどき晴間が覗くような曇天の日、午後、多磨霊園を自転車で通過した。すぐ近くでキビタキの声がしたので慌てて止まり、カメラを用意した。その間も、キビタキは盛んに鳴いている。霊園内の大きな十字路で、モミジの新緑の中だ。ときおり自動車が通過するだけで、人影はない。
モミジの樹冠の中を鳴きながら移動している。横枝に直角に留まり、さえずっている間は静止している。モミジの下は意外に暗く、空を背景に逆光になるし、撮影条件としてはかなり悪い。葉の間で見通せる位置に来たところで、強引にシャッターを切る。フラッシュを焚いたものとフラッシュなしのものの両方を写した(フラッシュだと、目が青く光り、良くなかった)。
ノドが黄色いが、胸はまばらに黄がついているようで、脇腹に灰色のところがある。若鳥なのかもしれない。

('08) 4月28日撮影 於多磨霊園
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