オニヤンマ (鬼やんま :トンボ目オニヤンマ科)

緑の大きな眼と虎縞の立派な胴、きまった空中路を悠然と行き来する雄姿にあこがれなかったトンボ少年はいないだろう。カメラハントを始めてから、何度もオニヤンマを眼にしているが、なかなか良い映像をとれなかった。野川公園でこの日は、3匹が巴になって争うような場面が見られ、時に止まる小木の枝を特定し、カメラをかまえて粘っていた。しかし、その枝までは10mはあり、映像はイマイチだった。あきらめて木道を数歩あるきかけたら、何と足元にべつの奴が止まっていた。
コオニヤンマとの違いは、止まるときダラリと下に垂れること、両眼がくっついていること、翼前縁の黄色帯がないなど。それに、コオニヤンマの頭部は胸部とのバランスを失していると思えるほど、小さい。

('08) 8月31日撮影 於野川
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