キイロテントウ (黄色てんとう :甲虫目テントウムシ科)

体長4〜5oほどというから、普通のテントウ虫の半分の大きさである。浅間山公園の散策路を示しているコンクリート製の杭の上にいた。この虫の色はまるで作り物のような黄色なのでよく目立つが、かなり小さい。 どんどん動いていくので、うまく写すのはなかなか難しい。落ち葉の堆積に膝をついて、マクロレンズを突きつけながら、カメラを動かす。
調べてみてはじめて知ったのだが、このキイロテントウは「うどんこ病」の菌を食べるので、農家では益虫としてよく知られているのだそうである。テントウ虫は同じ昆虫のアブラムシ(アリマキ)などを食べる“肉食”だと思っていたが、キイロテントウはずっと下のレベルの菌(子嚢菌)を食べるという面白いやつらしい。

('08) 12月22日撮影 於府中市
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