ヤマカガシ (山楝蛇 :背索動物門爬虫綱有鱗目ヘビ亜目ユウダ科)

今どき、野川公園にこんなに大きなヤマカガシがいるとは、感動ものだった。1.5mはありそうに見えたが、図鑑によると体長60p〜1.2mだそうだ。胴体が太いのにも驚いた。目が白いのはフラッシュのため。
こいつは大きなガマを片足だけ呑みかけて難渋しているところを人に見つかって、棒で突っつく男がいたりして、大騒ぎしていた。わたしは騒ぎを見ていられなくて、別のところを回って戻ってきたら、草むらにまだいて、元気に動きまわっていた。
なんと言っても、胴横の朱色がみごとだった。「赤楝蛇」の「楝」は樗(おうち)でセンダンのことだが、“赤いセンダンの蛇”という字使いにどういう由来があるのか。平安京の獄舎に樗の木があり、獄門首をそれにぶら下げる、という話を連想している。

('09) 5月2日撮影 於小金井市
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