自然観察園の中に2m四方ほどの小池(水深5p)があり、冬の間はここにもカマバエが来ていた。セキショウのようなものが植えらていて、春になって水深が少し増した(15p)。そういうコントロールは、湧水の自然変動に任せているのではなく植物分野のボランティアグループが、普通の観察者には気づかれないような見事な手並みで行っている。ということは、すみずみまで人の手が入っているということだが。 明るい陽光の下、この浅い池に大きめのヤンマ類らしきトンボがくりかえし来て、産卵していた。模様と1頭だけであること(♀だけで♂♀の連結状態ではない)から、クロスジギンヤンマであることはすぐ決められた。昨年はこの地点から50mほど東の池で飛翔を撮影したのがここ、産卵を撮影したのが5月16日である。 |