自然観察園の中には小さな池が4,5個ある。そこに胴体に青い斑点が並んでいる格好いいトンボが飛翔していた。胸に黒筋があるので、クロスジギンヤンマといい、木がかぶさっているようなやや暗めの小さな池が好みなのだそうだ。かなりの速さで巡回飛行をしていて、止まらないので、飛翔中を撮るしかない。他のオスが来ると、激しく追求しあい、上空まで飛び上がって梢に見えなくなってしまう。メスは水ぎわに産卵にくるが、これは止まるので、撮影はむずかしくない。 カメラの距離を固定しておいて、飛んでくるのを待ってシャッターを切るのだが、何日か池に通って数百枚写したが、見られるのはほんの数枚しかなかった。でも、こういうカメラ・ハンティングも面白い。(クロスジの他の記事と写真はこちら) |