自然観察園の池でトンボを狙ってカメラをかまえていたら、ナガサキアゲハの雌雄がやってきて、径10mほどの池の上で追及しあっていた。そのうち、メス♀の方が近くに止まった。わたしは、昨年初めてナガサキアゲハを偶然のことから写したのだがこれ、その時はオス♂だったのでメスはわたしにとっては貴重である。あまりに近くに止まって、慌てて気合いが入りすぎて、手ぶれと“前ピン”気味である。 ナガサキアゲハ♀の白斑は分布域の北限ほど小さくなるのだそうだ。その大小はわたしには判定できないが、温暖化と結びついている昆虫の生態の一端をとらえていることは、間違いない。 |