近頃わたしが編みだした方法なのだが(大げさですが)、小さな双眼鏡でこれから踏み込む場所をあらかじめ詳しく見て調べた上で踏み込んでいく。 前方3,4mのハルジョオンにシジミチョウがいたので、双眼鏡を向けて驚いた。この辺りでは初めて目にするトラフシジミだった。双眼鏡をカメラに持ちかえて、慎重に接近する。このトラフシジミの場合はやや逆光側から接近したので、いったん写した後で(上映像もそのひとつ)、大回りして順光側に移って、そちらからも写した。すると、何とシッポ(尾状突起)の部分がパックリとちぎられて失われていた。 あらかじめ慎重に双眼鏡で探ってトラフシジミに気づいていたので撮影に成功したのだが、無造作に踏み込んでいると、わたしが気づく前にトラフシジミの方から逃げてしまっていて、わたしは“何もいないハルジョオンをただ分けて歩く”ということになってしまったであろう。(順光側からの写真と双眼鏡の紹介など、こちらもどうぞ。) |