腹に黄色の帯が2本入っていたので、蜂だと思ってカメラを向けた。ママコノシリヌグイの花に来ていた。しかし、よく見ると腹端の様子がおかしい。長い口吻をのばして吸蜜しているので、蛾の仲間であるとわかった。調べて知ったのだが、スカシバガ科のポピュラーな種であり、ソメイヨシノなどの桜樹にヤニが出ているのは、たいてい、コスカシバの幼虫が内部で活動しているからだそうだ。モモの害虫として有名。 桜の害虫であることを知ってから数日して、JR武蔵境駅から徒歩5分ほどの舗道の、太いソメイヨシノの黒い樹皮に、コスカシバが止まっているのを見つけた。交通量の多い場所である。そのソメイヨシノからは確かにヤニがしみ出していた。(背中を正面から撮した映像はここに掲げました。) |