アカスジカメムシ (オトコエシに来た赤筋亀虫 :カメムシ目カメムシ科)

この赤黒のストライプ模様は、何十年か昔の、アメリカのミュージカル映画に出てきた背広にあったような気がする。フィールドでもとても目を引く。昆虫の胸背(胸部の背側)の腹部寄りについている三角形のところを「小楯板 しょうじゅんばん」というが、本種では、小楯板が腹部末端まで掩うように発達していて、翅を隠している。それで、ストライプ模様が左右に分離せず、一体になっている。
セリ科の植物を食草とするので、野菜農家にとってはパセリやニンジンの害虫として重大だという。

('09) 9月19日撮影 於小金井市
写真をクリックすると大きくなります
前へ 次へ HOMEへ
inserted by FC2 system