トラマルハナバチ (虎丸花蜂 :ハチ目ミツバチ科)

かなり大きいマルハナバチで(2pほど)、ごく普通種。胸から腹にかけて赤橙色に毛深く、いつも活発に花から花へ動きまわっている。下腹は毛が少なく、体が黒く透けて見える。ともかく腹節の毛を虎斑模様に見たてたのだろう。この赤橙色以外のところの体は黒く、体を丸くして花に潜り込むので、花粉を全身につける。花粉媒介者として有名。
マルハナバチ属というグループがあり、日本に15種(世界では約250種)知られているという。いずれも花粉媒介者として重要で、一部は農業利用もなされている(トマトやナスのハウス栽培で、ハウスの中でセイヨウオオマルハナバチを放つなど。が、それが野外へ逃げだし在来種との競合が問題になっているそうだ)。

('09) 10月9日撮影 於小金井市
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