1pを超えるぐらいのヒラタアブ。黒地に太いはっきりした黄色の帯が3つあるが、一番上の帯は、中央が黒い地になって二つに分かれている。下2つは中央で少し持ち上がり気味にカーブしつつ細くちぎれそうになっている。これが、ナミホシヒラタアブの基本形。わたしが日頃歩きまわる東京西部の公園では、本種は秋口になってから目につくようになってきたが、それほど多くはない。 なお、ハナアブ写真集(ヒラタアブ族E−L)によると、♀は皆この基本形で、♂は基本形の他にフタホシヒラタアブ♀のように黄帯が3つとも左右2つに分かれているタイプもあるそうだ(フタホシヒラタアブはここ)。 |