今年はどういうわけか、野川公園ではコガタスズメバチがとても多かった。立派な巣を野川沿いの柳の木の高さ4mぐらいの位置の洞に作っていた。それ以外に潅木の繁み中にラグビー・ボール大の巣を作っていたが、園の職員に取られていた。 野外でオオスズメバチとの比較は、実際には、なかなか出来ない。コガタスズメバチはひとまわり以上小さいのだが、いずれも勢いよく恐ろしげな羽音をたてて飛びまわっているから。両種の区別は、背中側からみればはっきり分かりやすい。この写真のように腰の前後に黄斑がなく、黒っぽいのがコガタスズメバチである。オオスズメバチには前側の腰背にはっきりした黄斑がある(ここに置いた)。 |