オオハナアブ (大花虻 :ハチ目ハナアブ科)

ただハナアブというとナミハナアブかシマハナアブかをさすのが普通である。この2つはとても多いし、一見しては区別しにくいので両方をあわせて“ハナアブ類”というのが便利なことが多い。それに対して、このオオハナアブは、そのハナアブ類にくらべて体長は似たようなものだが(1pほど)丸っこく太ってる感じがする。したがって「太花虻」と漢字を宛ててもいいぐらいだと思う。
胸背は厚みのある黒色で、腹部上部に幅広の橙帯がある。翅が透明なので、この黒と橙の対比がとてもよく目立つ。しかも、濃紫色の大きな複眼には、不思議な縞模様がある。
わたしのフィールドでは、3月のはじめに見かけて以来はじめてのオオハナアブであった。夏の間は姿を見せなかった。

('10) 9月17日撮影 於小金井市
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