野川の遊水地に水田が1枚だけ作られているが、その刈りいれも、そのあとのお祭りも終わった。そこへ行ってみたら、珍しくネキトンボが竹の棒の先に止まっていた。 翅の付け根が濃くはっきりと橙黄色の赤トンボで、このあたりではそれほど見かけない種類である。野川周辺で翅の付け根の黄色い赤トンボと言えば、ショウジョウトンボをよく目にする。ショウジョウトンボはややハラビロで、しかも本当に全身が赤い。ことに脚や縁紋(翅の前端の斑紋)まで赤っぽい。2日後に同じ場所で写したショウジョウトンボ。 ネキトンボは縁紋と脚は黒く、腹は特にハバビロには見えない。胸の黒線の有無も両種の有力な区別点となるがこの写真には写っていない(ネキには黒線あり、ショジョウには無し)。 |