クロハナケシキスイ (黒花芥子木吸 :甲虫目ケシキスイ科)

ヨメナの花芯に潜り込んでいる黒い甲虫がいた。5mmほどで、翅が短くて腹部半分がはみ出している。まるで不完全変態の幼虫みたいである。
写真を持って歩いて虫仲間に訊いていたら、甲虫の専門家のKさんが居合わせて、触角の様子からケシキスイでしょうということになった。後で「訪花性ケシキスイ」というグループがあることを教えてもらった。ケシキスイといえば樹液などに集まる甲虫と思われているが、中には、花粉を食べに花に来るように進化したグループもある、と考えられているそうだ。
クロハナケシキスイは、同じキク科だがユウガギクにも来ていることを確認した。こいつがどういう花に来るのかを調べるのも面白そうだ。花に来る虫というとチョウやハチ・アブを考えていたが、対象が広がって、興味が増した。

('10) 10月11日撮影 於小金井市
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