ホソヘリカメムシ幼虫 (細縁亀虫 :カメムシ目ホソヘリカメムシ科)

少しずつカメムシにも関心を広げはじめているが、不完全変態の昆虫は幼虫時代が何段階もあって、しかも、それが成虫と似ているとは限らないので、じつに難しい。このホソヘリカメムシの幼虫(5齢幼虫)は1pほどのアリに見える。葉っぱの上でウロウロしていると、太めの大きなアリだと思ってしまう。
それでも5齢になるとだいぶ大きくて茶色になるので、だまされにくいが、2〜3齢のときは5oほどで黒いので本当にアリ(特にクロヤマアリ)と区別しにくい。アリは行動力があり、アゴや蟻酸の攻撃力に優れ、しかも集団で動くので、他の虫にとっては脅威なのだろう。アリに似せている虫は多い。

('10) 10月22日撮影 於小金井市
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