カヤの枝に黒いカメムシがいた。約6〜7mm。胸部あたりの形から「ヒョウタン」と名が付くカメムシのグループがあるが、そのひとつ。ヒョウタンのすぐ下に黄白の斑点が4つ並ぶ。写真では中央の2点が見えているが、注意すれば両脇に一つづつ写っているのもわかる。実物では4点が並んでいるのはよく判るので、種の判定がつきやすい。一般にカメムシでは、成虫に脱皮した直後は赤味が強く、だんだんと黒くなっていく。この個体は、そうとう黒くなっている。 わたしのフィールドではエノコログサなどの穂についているのをみかけるが、イネの穂について「斑点米」の原因となるので、農業害虫とされる。 |