アカマダラケシキスイ (赤斑芥子木吸 :甲虫目ケシキスイ科)

「公園のヤマナシの実が落ちて柔らかく腐っているのに、ケシキスイがついているよ」と甲虫に詳しいKさんが教えてくださった。さっそく出かけたが、この季節らしい寒い朝で、素手でヤマナシの実に触るのがひどく冷たかった。径5cmほどの硬いヤマナシの実が多数落ちているのを踏みながら、柔らかい実を探した。指で割ると甘酸っぱい芳香が立ち、写真のような甲虫が数種果肉をむさぼっていた。案外逃げ足が速くて、写すのはやさしくない。アカマダラケシキスイは7、8mmの美しい甲虫。前に樹液に来ているのを写したヨツボシケシキスイと似ている。
ネット情報では、ウメ果実へアカマダラケシキスイ幼虫(イモムシ状)が入って、そのままウメボシとなり消費者からクレームがつく問題が取りあげられている。

('10) 11月16日撮影 於小金井市
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