この日は朝まで雷雨が残っていて、渋谷・世田谷では豪雨だったという。昼には快晴に晴れ上がり暖かくなったので、多磨霊園に出かけてみた。 墓を囲む石組みの上に、やや緑がかった黄色が目立つヒラタアブが止まっていた。1cm弱で、このときは終始翅を閉じていた。胸背の両側が黄色の縁取りになっていて、とても鮮やかに感じる。末からふたつ目の腹節に矢印を組み合わせたような特異な模様がついている。オオヒメヒラタアブであることはすぐ判明した。わたしは初めての種である。冬でも出現する種であるらしく、ネット上には東京で11月、12月に写した写真がいくつかある。 |